妊娠発覚から初診まで ② ~妊娠中最大の悩みは湿疹と痒み~

妊娠中の症状は人それぞれですが、私の場合は湿疹がきっかけで妊娠が分かり、その後も妊娠初期・中期ともに湿疹に悩まされました。妊娠発覚からアメリカの医療に翻弄され、日本が恋しくなりました。(詳しくはこちら:妊娠発覚から初診まで①)今回は皮膚科受診について書こうと思います。

保険制度の理解度は人によってまちまち、地域によってもまちまち

皮膚科クリニックに予約の連絡をすると、まず保険の種類と紹介状の有無を聞かれました。
私の保険は紹介状は不要なはずだと伝えましたが、「紹介状がないと予約はできない」との返答。念のため紹介状は貰っていたので、「ある」と答えると、今度は「まだクリニックに紹介状が届いていないので予約はできない」と言われました。紹介状が届いたら連絡すると言うのですが、届くのに1週間程度かかると…。病院から貰った紹介状を印刷して持参することを提案しても、「システムに入っていないと予約できない」と断られ、その日は諦めることにしました。

ところが2日後に再び電話すると、別のオペレーターが「あなたの保険は紹介状はいりません」と!あっさり翌週に予約を入れてくれました。前回のやり取りは何だったのか…と拍子抜けしました。実はこのような食い違いはこれまでも何度かあり、人によって保険の理解度が違うことがあるので、いつも念のため紹介状を貰うようにしています。アメリカではとりあえず主治医に診せ、それから主治医の紹介状を専門医に持って行くのが定番だからだと思います。

同じようなことが眼科でもありました。コンタクトレンズ購入の際、本来は保険が適用されるはずなのに、「適用されません」と言われたのです。念のため持参していた保険の概要を見せると「これは知らなかった」といい、無事保険が使えました。保険の種類が多すぎて、現場のスタッフが知らないこともあるとは思うのですが、こちらの話を聞いてもらえないと困るので、アメリカの病院へ行くときは、ある程度準備していくようにしています。

こうした保険の「理解度の差」や「予約のしやすさ」は地域によっても違うと思います。

妊娠発覚時はフロリダ州パナマシティビーチに住んでいましたが、以前住んでいたアリゾナ州ツーソンでは病院の予約がこんなに大変ではありませんでした。現在のカンザスシティは…主治医の初診予約が4カ月先とかなり時間がかかりますが、今のところ保険が理由で予約を拒否されたことはありません。

やっと皮膚科へ

予約に手こずりましたが、なんとか皮膚科を受診することができました。

診断はPityriasis rosea、日本語ではジベルばら色粃糠疹というそうです。
初めて聞く病名で頭の中はハテナ。その場ではとりあえず英語名をメモし、あとで検索することにしました。

医師によると、この湿疹は6週間で治まるとのこと。妊娠との関係性も聞きましたが、否定され、原因についても「はっきりした原因は分からない」との答えでした。

妊娠中でも使える薬を処方してもらい、再診の予約を2カ月後に入れてもらいました。
湿疹が出てからここまで、約1か月。やっと痒みから解放されるかもしれない喜びでいっぱいでした。
振り返ってみれば、紹介状なしでも皮膚科にかかれるはずなので、最初から直接皮膚科に連絡してみればよかったです。アメリカではとりあえず主治医に診せるというのが頭にあり、最初から皮膚科に連絡してみるという考えが浮かばななかった…。

診断どおり、その後2週間で湿疹は落ち着き、痒みもだいぶ楽になりました。

しかし、完全には改善せずその後もぶり返したため、2カ月を待たずに1カ月後に再び皮膚科を受診しました。

皮膚科再診…突然のホクロ除去

湿疹のピークは過ぎましたが、その後も湿疹が出たり消えたりを繰り返し、痒みが中々改善されないため、2カ月後の再診を待たずに1カ月後にクリニックへ戻りました。

医師によると、ジベルばら色粃糠疹は完治。今回の診断はPruritus、日本語では皮膚掻痒症というそうです。ここでやっと医師から「妊娠が原因かもしれない」と言われました。前回の薬では改善が見られなかったことを伝えると、少し強めの薬を処方してくれました。ただ、やはり妊娠中なので使える薬が限られていると言われました。

診察中、医師が肩のホクロについて「このホクロは取った方が良い。妊娠中は悪性になりやすい。今日除去して検査しよう」と突然の提案。心の準備の間もないまま、そのまま部分麻酔をして除去。施術中は痛みの心配からかなり緊張しましたが、麻酔後ほぼ痛みはありませんでした。ホクロは肩の後ろにあったので、除去の様子は見られずちょっと残念。

1カ月後の再診の予約と化膿防止のクリームを塗るよう指示を受け終了。麻酔が切れた後は少しヒリヒリする程度で痛みはあまりなくほっとしました。

検査結果も良性で一安心。幼い頃からあったホクロを突然除去することになるとは思いませんでした。

その後も皮膚の痒みは依然として続き、湿疹も出たり消えたりを繰り返しました。その後の再診では、Pruritic urticarial papules and plaques of pregnancy(通称PUPPP)妊娠性痒疹と診断されました。医師は「通常は妊娠後期に出るものだけど、人によって違うから。出産まで治まらないかもしれないけど、湿疹や痒みが出たら薬を塗ってしのいで」と。その時はまだ妊娠4カ月。この痒みがこの先も続くと聞き、正直途方に暮れてしまいました…。

その後

皮膚の湿疹と痒みは妊娠中期終わりごろまで続き、皮膚科にもらった塗り薬でしのいでいました。湯船につかると体温が上がるせいか、余計にかゆくなってしまうのでお風呂はシャワーのみ。運動後もかゆみが強まるので、ぬるめのシャワーでしのぐ日々。不思議なことに妊娠後期に入ると湿疹やかゆみはほぼ消失。ただ、かき壊した痕は中々消えず…。出産後にきれいに治ってくれることを願っています。

つわりにも悩まされましたが、私の妊娠生活で一番つらかったのは湿疹と痒みだったと思います。妊娠でこんなに皮膚トラブルに悩まされるとは想定外でした。

妊娠中は本当に、何が起こるか分かりませんね。

次回は産婦人科初診とつわりについて書こうと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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