誰かと同じことに対して思いっきり笑うと、親近感が湧きますよね。 異なる文化背景を持つ人とお腹の底から笑えれば距離がぐっと縮まります。 ここでは、今後ブログで書いてみたいことをまとめました。
笑いのカルチャーショック
異なる文化背景を持つ人との会話の中で感じるコミュニケーションの難しさの一つは、「笑いのツボ」ではないでしょうか。
例えば、何かのパロディーはオリジナルを知らないと何が面白いのか分かりませんよね。
逆に、オリジナルを知っていればいるほどその面白さが分かります。「笑い」には笑う人が共有する知識を前提としたものがあり、 異なる文化背景を持つ人はその知識がないため「笑いのツボ」が分からないのです。
約10年のアメリカ生活で「周りが笑ったのに、自分だけ取り残された…」なんてことが多々ありました。 そして現在も「笑いのカルチャーショック」を体験します。「今の会話のおもしろポイントは何だったんだ?」と一人頭をかしげ、後で誰かに聞いてみたり、調べてみたり…
聞いて「納得!すっきり!」の時もあれば、「それのどこがおもしろいの?」とさらに分からなくなったり… 笑いは奥深い。 しかし、笑いのカルチャーショックを受けると背景知識や現地の人の感覚が分かり大変勉強になります。 特に風刺作品はその年の出来事や流行が題材になるので、自分の知識の答え合わせになる気がします。 また、社会問題に対する人々の考えが分かり、「どうしてこれを題材にしたんだろう…」と考えるとさらに奥が深いと思うのです。
コメディの翻訳は至難の業
このように、笑いは文化と直結している部分があるので起点言語の笑いを目標言語に訳すのは大変困難です。 そのまま訳しても笑いを取れないことが多いのではないでしょうか。 日本では誰しも知っている国民的アニメを題材にしたジョークも、それを知らない人にとってはなんのこっちゃ… ダジャレも大変ですね。 そんな時は忠実な訳を優先するのか、笑いを優先するのか、コメディ翻訳の現場で何が起こっているか大変興味深いです。 コメディの翻訳は未経験ですが、いつか挑戦したいジャンルです!
このブログで目指したいこと
笑いの素人ではありますが、コメディ番組や映画を見て感じた「背景知識がないと理解が難しい笑い」や私が体験した「笑いのカルチャーショック」をこのブログで書いてみたいと思います。 このブログを読んで、異文化をちょっぴり感じていただけたら大変嬉しいです。
私自身の勉強のためにも更新していきますので、これからよろしくお願いします!